「紙一重に命をかける闘牛との出逢いにより、より強力なボクサーへと開眼したサブ。世界タイトル挑戦権をつかみ意気あがる彼の前に突如悲劇が訪れる!」
●未収録エピソード5〜8話分



必死必殺のケンカボクシング開眼の為、闘牛相手に猛特訓!

●リング外での壮絶な打ち合いの末、ホセをKOしたサブ。しかし試合はサブの反則負けとなった。彼の暴走行為は新聞沙汰となり、メキシコボクシング界から追放処分を受ける。●試合に出れなくなったサブ。だが彼はメキシコに残り、闘牛士養成所で猛牛相手に特訓を繰り広げていた。ツノにグラブをはめて突進してくる猛牛にパンチを叩き込むサブ。記者から知らせを受け駆け付けたジムの会長に彼は語る。「おれの猛牛特訓はギリギリ必死必殺のケンカ・ボクシング追求のため!」●特訓の日々は続く。ある日、自信が付いたサブは成果を試そうと猛牛のツノにつけたグラブを外して立ち向かおうとした!会長の懸命な説得に、不適な笑みを浮かべるサブであった…。

「さぁ グラブ解禁!! 不公平なしの条件でやり合おうや!」鋭いツノを向けて突進してくる猛牛に次々とパンチを浴びせ続けたサブ。相手を倒す事は出来なかったが、この特訓によりボクサーの強打を恐れぬ度胸を身につける事が出来たようだ。●その後、ブラジルに遠征したサブは“ロープ際の魔術師”の異名を持つ世界フェザー級3位リオ・リカルドと対戦する。彼が得意とするロープの反動を使った強打を利用し、ダブル・クロス・カウンターで大番狂わせを演じたサブ。●世界3位を1RでKOしたことにより、急遽日本に帰国したサブが世界タイトルを目指す事を知ったインテリは奇妙な胸騒ぎを覚えるのだった…。


世界3位をダブルクロスカウンターでKO!


サブの殺人パンチをうけ、アニマル葉山はリング上で即死してしまう。

●空港での記者会見。世界タイトル挑戦の前に、サブが所持するJ・フェザー級タイトルの防衛戦を行うと発表された。「くり返すがよ できることならJ・フェザーの挑戦者には 辞退して貰いてぇ」世界を目指す彼には只の消化試合でしかない。マスコミもサブの楽勝が予想された。一方サブの強気な発言に挑戦者のアニマル葉山は激怒し、絶対KOすると息巻く!波瀾を含んだ試合のゴングは鳴った!●1Rから全力でパンチを繰り出す葉山。その大振りのアッパーがサブのアゴを掠める!KOのチャンスとばかりに葉山が放った渾身の一撃に、サブは必殺のクロスカウンターを決めた!もんどりうって倒れる葉山。カウントを取りかけたレフリーが彼の異変に気付きドクターを呼ぶ。●「ウ…ウッ!強烈なパンチによる ダウンの際ロープに後頭部を強打した二重のショックで すでに…死亡している!!」

●リングの上とはいえ、殺人を犯したサブ。そのショックはかつて恋人の火鳥を失った時以上かもしれない。親友のインテリに引退を告げ行方不明となった事でマスコミも大騒ぎだ。●その時、サブは新宿のスナックで飲んだくれて暴走族の客とトラブルを起こしていた。連中を軽くKOしたサブの前に現れたスケバングループ“魔子グループ”。葉山マコと名乗るリーダーが硫酸の入った試験管を持ちサブに迫った。「葉山…ま まさか?」「そのまさかなのさ あんたにブッ殺されたアニマル葉山は実の兄貴!こんな非行少女にもただひとりのね」自分がその手で死に追いやった人間の妹が目の前に現れたのだ!彼女の狙いは何か!サブの世界挑戦の夢はどうなるのだろうか!?
サブが出逢ったスケバンは葉山の妹、マコだった!

次回予告:「葉山マコとの運命出逢い。荒んだ彼女に対する償いの日々。二人の心が通いあった時、サブは再びリングに立つ!」

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