公開日 | 1976年5月 | 製作配給 | 三協映画・松竹富士 | 監督 | 後藤秀司・野村孝 | 出演 | 大山倍達、極真カラテ門下生達 |
「BONは、こう見る!」
スクリーンに次々と写る、大山館長を始めとする極真の猛者達。ハイスピードカメラで撮影された技の数々は、“本物”が持つ迫力を充分に表現している。当時連載されていた少年マガジンを読んで名前は知っているが、その顔は劇画のイメージしかなかった人(自分を含む)にとっては『実物』の素顔を見れた事もヒットの要因ではないか。(個人的には、始めてしゃべる声を聞いた大山館長の、ラ行が苦手そうな発音が印象に残ったが)。第1回世界大会の記録映像としても、資料的価値が充分にある映画です。 |
公開日 | 1976年12月 | 製作配給 | 三協映画・松竹富士 | 監督 | 後藤秀司 | 出演 | 大山倍達、ウィリ−・ウイリアムス他、 極真カラテ門下生達 |
「BONは、こう見る!」
今日では“ウィリーVS人喰い熊”のクライマックスを遡上にのせて語られる本作だが。そこに期待をすると大いなる肩すかしを食らう事になる(何しろそのシーンは本編のラスト20分前になって登場。あまつさえ、もつれあい馬乗りになって熊に突きを入れた所で画面は止り「人喰い熊は倒された」みたいなナレーションで死闘の幕が引かれるのだ!)。だから、それ以前の1時間数十分の方に目を向けたい。極真の鬼ッ子「プロ空手」の試合映像や前作よりも出番の多い各支部の師範代の技を堪能する方が正しい「2」の鑑賞方法ではないだろうか? |
公開日 | 1977年9月 | 製作配給 | 三協映画・松竹富士 | 監督 | 後藤秀司・野村孝 | 出演 | 大山倍達、極真カラテ門下生達 |
「BONは、こう見る!」
公開日 | 1980年1月 | 製作配給 | 三協映画・東映 | 監督 | 川野泰彦 | 出演 | 大山倍達、極真カラテ門下生達 |
「BONは、こう見る!」
第1作同様「世界大会」の様子を主とした映画なのだが、そこに至るまでの1時間数分が、間延びして退屈に感じた(唯一、三浦美幸氏のストリートファイトはリアルな迫力あり。漫画『四角いジャングル』参照)。各国の様子と技の凄さを映す構成は1作と同じだが、外国人選手の魅力は乏しく・ハイスピードを使用しない技の映像はあっさりして凄みの表現に欠ける。だが世界大会開催シーンからラスト迄は怒濤の迫力で展開。特に、この時期注目の選手だったウィリー・ウィリアムス絡みの試合は必見。これも又、漫画『四角いジャングル』と併せて御覧になると面白さが違うでしょう。 |