放送期間 | 1974年4月8日〜10月4日 | 放送局 | ニッポン放送 |
放送時間 |
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声の出演 |
早乙女愛/松原愛 太賀誠/恒藤進 城山/小野進也 火野/剛達人 |
●ストーリーは花園実業編まで放送●ナイターシーズンのため、試合延長時には放送時間の変更があった●番組スポンサーはジーンズの“マッキャンベル”●オープニングは『梶原一騎、ながやす巧・原作(ここは愛が)、愛と誠(ここは誠が)』という二人の台詞で始まる●次回へ続く場面で、愛の『誠さぁぁん!』と絶叫するのが決め台詞だとか |
公開日 | 1974年7月 | 製作配給 | 松竹富士 | 監督 | 山根成之 | 出演 | 太賀誠/西城秀樹 早乙女愛/早乙女愛 岩清水弘/仲雅美 |
「BONは、こう見る!」
本作を配給した「松竹」はメロドラマ系の作品に強い映画会社だそうで、「愛と誠」に白羽の矢を立てたのも頷ける。したがって主人公の恋愛劇に比重を置いた仕上がりとなり、もう一つの見せ場ともいえるアクションシーン(ボクシング試合、火野との決闘、河原の乱闘)が迫力不足で物足りなさを少々感じた(こういうのは東映が得意だが、そうなれば単なるバイオレンスムービーになってるだろうな)。さて問題なのは本編 ラスト。あの誠の告白絶叫と、愛を抱え去るというのはどうにも納得できなかった。(まぁ主演・西城秀樹のアイドルムービーと思えば「あり」なんだろうけど)漫画的に言えば、あそこは誠が一人で起き上がり何処と泣く去り後で気付いた愛が誠の名を叫ぶのが良いのでは?とBONは思いまする。 |
細かい点では、 ●愛の合宿シーン冒頭の水上スキーはシナリオには記載なし。 ●誠のアパート・夕方のシーン。窓から夕焼けの空を眺め一人唄うカットは、シナリオではボクシング部初訪問の後、愛 とのやり取りの後にあった(#39)。 カットされたシーン ●#86のラストーンの後、シナリオでは退学届を提出した誠が街中を歩くシーン。続いて誠のアパートを訪ねた愛が机の上に残された“赤い手袋”を見つけた後、その晩、両親に置き手紙を残し早乙女家を出て行くシーンで終わっている。 #93 朝の道 歩いて行く愛。 愛の声「武器のかわりが誠実であるだけで、それは、この世における、もっとも激しい、きびしい、自らを捨ててかからねばならない戦いなのです。私は、これからその戦場へ出て行きます」 今しも昇り始めた朝日を浴びた愛の顔にー エンドマークが浮ぶ。 (これに近いシーンが『続 愛と誠』の冒頭で描かれた) ※シナリオは『シナリオ』1974年7月号参照 |
放送日 | 毎週金曜日 | 放送局 | 東京12チャンネル(現:テレビ東京) | 放送期間 | 1974.10.4〜1975.3.28 | 出演 |
太賀誠/夏夕介 早乙女愛/池上季実子 岩清水弘/中島久之 |
「BONは、こう見る!」
NO. | タイトル | 放送日 | NO. | タイトル | 放送日 |
1 | 「愛は平和ではない」 | 1974.10.4 | 14 | 「悪の花園」 | 1975.1.3 |
2 | 「くたばれ名門校」 | 1974.10.11 | 15 | 「ボディーガード教師」 | 1975.1.10 |
3 | 「俺を買う奴は誰だ」 | 1974.10.18 | 16 | 「影の大番長」 | 1975.1.17 |
4 | 「君のためなら死ねる」 | 1974.10.25 | 17 | 「平手打ちへの報酬」 | 1975.1.24 |
5 | 「否定…しません」 | 1974.11.1 | 18 | 「大番長の罠」 | 1975.1.31 |
6 | 「愛は戦いである」 | 1974.11.8 | 19 | 「権現橋の決闘」 | 1975.2.7 |
7 | 「血のラスト・ラウンド」 | 1974.11.15 | 20 | 「ゴリラの影」 | 1975.2.14 |
8 | 「最悪の日」 | 1974.11.22 | 21 | 「スケバン反乱軍」 | 1975.2.21 |
9 | 「死を賭ける」 | 1974.11.29 | 22 | 「スペシャル・リンチ」 | 1975.2.28 |
10 | 「退学志願」 | 1974.12.6 | 23 | 「大番長の行方」 | 1975.3.7 |
11 | 「無制限全員スパーリング」 | 1974.12.13 | 24 | 「南国の追跡」 | 1975.3.14 |
12 | 「正義の大乱闘」 | 1974.12.20 | 25 | 「愛と死のさすらい」 | 1975.3.21 |
13 | 「学園のジャンヌ・ダルク」 | 1974.12.27 | 26 | 「波濤に消えて」 | 1975.3.28 |
公開日 | 1975年3月 | 製作 | 松竹映画 | 監督/脚本 | 山根成之/石森史郎、山根成之 | 出演 | 太賀誠/南条弘二 早乙女愛/早乙女愛 高原由紀/多岐川裕美 座王権太/千田孝之 天地大介/森次晃嗣 |
「BONは、こう見る!」
前作に比べ、どこか淡白で物足りない印象を受けた。それは本作が人気アイドル・早乙女愛を前面に押し出した 構成になっているからだと分析する。加えて高原由紀役 に人気女優の多岐川由美が共演したために、太賀誠の存在が、わりを喰う結果となったようだ。まぁそれを割引 いても南条弘二の誠の演技は凄みも迫力も乏しく、ただ 低い声でぼそぼそ喋ってるだけだったのは残念。あっ、それと今回は岩清水弘が登場しなかったのは意外だった。 みどころは、クライマックスの誠の身替わりリンチのシーン。 由紀の回想や独白の演出は「ここに力を入れ過ぎて、他のシーンはやっつけで撮影したんじゃないの?」と思っ たくらいです。 |
公開日 | 1976年9月 | 製作・配給 | 三協映画・松竹映画 | 監督/脚本 | 南部英夫/山根成之、長尾啓司、南部英夫 | 出演 | 太賀誠/加納竜 早乙女愛/早乙女愛 岩清水弘/内田喜郎 砂土谷峻/柴俊夫 座王与平/大滝秀治 早乙女将吾/根上淳 |
前半が砂土谷との対決編で後半は座王与平・愛の父を巻き込んだ政界疑獄問題編という2部構成。前2作と監督も変わり、またあの三協映画も製作に関わった事もあり完結編に相応しい娯楽作になった。前作の失敗から、誠役にも知名度のあるタレント(加納 竜)を選び、脇役も(柴俊夫、大滝秀治、根上淳)がっちり固めてあるので最後まで安心して観れる。単行本にして6冊分のエピソードを1時間半程度にまとめたのだから、多少の設定変更(砂土谷が座王の子供だった!とか、最後何で誠が殺人を起こすの?とか) に目をつぶり素直な気持ちで楽しもう! |
劇 団 | 月蝕歌劇団 (聖同盟+幻同盟合同公演第4弾) |
公演場所/期間 | 大塚・萬スタジオ/2003.10/9〜13 | 脚色・演出 | 高取英 | CAST | 太賀誠/瑠笑 早乙女愛/一の瀬めぐみ 高原由紀/長崎 萌 岩清水弘/保鳴美凛 |
「BONは、こう見る!」
公開日 | 2012年6月16日 | 監 督 | 三池崇史 | 脚 本 | 宅間孝行 |
出演:太賀誠/妻夫木聡 早乙女愛/武井咲 高原由紀/大野いと 岩清水弘/斉藤
工 座王権太/伊原剛志 |
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音楽:小林武史 振付:パパイヤ鈴木 |