「真理にあこがれひたすら女神のごとく うやまうばかりだった過去… ここらで一ぱつ男の強さすごさ見せてやるのも必要じゃないのか!?そこに未知の青春の門 対等の恋もひらけるんじゃないのか!? 」

FILE#75「太陽の恋人」(画:かざま 鋭二)



週刊少年チャンピオン連載/1971.24号〜53号

●あらすじ:
征二は高2に進学。しかも憧れの真理とまた同じクラスなので充実した学園生活を過ごしていた。だがある日、真理を中心として誕生する女子バレー部を、より鍛え上げる為の私設男子バレー部の中心人物に征二が選ばれた。一度は断わるも、ただ憧れるのではなく時には相手と対等に向き合う事も必要と気付き申し出を受けるのだった。一方そうとも知らず結成された女子バレー部だったが、猛練習を重ねていくなかでチーム内に不協和音が流れだしてきた。原因は真理が4時になると一人練習を終え帰ってしまう事に発していた。チームメイトの反発が高まる中真相を確かめようと後をつけた征二が見たのは、当時社会問題となっていた寝たきり老人達の世話をする真理の姿だった。自らの生い立ちを恥じて献身的に尽くす真理の姿にうたれた征二は私設チームの存在を話し、試合の延期を提案するが逆に彼女を怒らせてしまう。かくして試合は行われた。練習不足がたたり集中攻撃を受け、失点を重ねる真理だがサーブの出番になると鮮やかなサーブを決め試合を盛り返す。観戦していたOBの証言で実は介護を終えた後、深夜の河原で一人サーブの練習をしていた事が分かったのだ。自分の出来うる全ての事に懸命に努力をする真理の行動を知り、皆の誤解は解ける。そして自分が恋する女性の素晴しさを改めて知った征二はその気持ちを誤魔化すためヘタクソな口笛を吹くのだった…。(以上4巻に収録分のあらすじ)
※続きは「あの作品を追え!」にアップ。

●BONはこう読む!:

●単行本:
秋田書店刊/少年チャンピオンコミックス「朝日の恋人」4巻途中から収録(未完)

●その他:
※TV化(実写)「太陽の恋人」
※「太陽の恋人」編は4巻のP38から収録されているが未完
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