講談社児童まんが賞 昭和42年度(第8回)受賞作品


「巨人軍という星座のどまんなかで ひときわでっかい明星となって光れ!かがやけ!」

FILE#19「巨人の星」(画:川崎 のぼる)



週刊少年マガジン連載/1966年19号〜1971年3号

●あらすじ:
星飛雄馬は元巨人の選手だった父・一徹のスパルタ教育と大リーグボール養成ギブスによって、正確無比なコントロールト豪速球を誇る投手に成長した。彼等の夢は巨人軍に入団し、その中で一際輝く「巨人の星」となる事だ。高校進学後、甲子園出場を果たすも不慮の怪我で準優勝に終わり、そのことが原因で起こったトラブルで高校を中退してしまう。しかし巨人入団への夢を諦めない飛雄馬は自ら入団テストを受け見事合格する。やがて1軍入りを果たすが、飛雄馬の小柄な体格ゆえの致命的な欠点(球質の軽さ)を暴かれてしまうが、それに挫ける事なく魔球「大リーグボール1号」や「2号」を生み出し、ライバル達との死闘は繰り広げられた。そして禁断の魔球「大リーグボール3号」を生み出した事で飛雄馬の左腕は破壊寸前となってしまう。その最後のマウンドは、対中日ドラゴンズ戦で、後にコーチとなった父と親友との対決だった。彼等の魔球打倒策を封じ、見事パーフェクトゲームを達成するが、最後の一投の瞬間・ついに左腕は破壊してしまう。数日後、自ら球界から姿を消した星飛雄馬は、新たな「星」を探しに何処となく去っていくのであった。

●BONはこう読む!:
子供の頃、魔球が出てくる漫画が好きで読み始めたのがキッカケだった。(確か旧・文庫 版の9巻からイキナリ買った)全巻揃えて通して読んでも、当時の読者の様な感動は湧いてこなかったな。でも後に読み始めて気付くのは(まぁ様々な媒体誌で分析・評論されてるが)ストーリー構成の旨さが抜群に面白い事。連載から30年以上も経ってキャラクター達はパロディの対象になってしまったが、 彼等の紡いだ物語は今でも充分に楽しめるゾ


●単行本:
講談社刊/少年マガジンコミックス全20巻
講談社刊/KCコミックス全19巻
講談社刊/講談社漫画文庫全19巻(旧)
講談社刊/KCスペシャル全15集
サンケイ出版社刊/梶原一騎傑作全集全15集
講談社刊/講談社漫画文庫全11巻(※川崎氏書き下ろしカバーのバージョンもあり)
講談社刊/HGT 文庫全7巻
e-books/


講談社刊/KPC 全8巻

●その他:
TVアニメ化1968.3.30〜1971.9.18(全182話)
※舞台化/日比谷芸術座・1969.7.21〜8.29
※映画化/第1作1969.7.26公開/第2作「行け行け飛雄馬」1969.12.20公開/第3作「大リーグボール」1970.3.21公開/第4作「宿命の対決」1970.8.1公開/第5作1982.8.21公開
                    
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