「西暦2067年12月25日。その日を、われわれ地球人は、永久に忘れることはできないであろう。その日は、わが地球の火星探検隊が、史上はじめて、目ざす火星到着に成功した輝ける日であり、また、本編の主人公たち、スペクトラム(地球防衛隊)と火星人ミステロンが、いまわしい大戦闘にもつれこむことになる運命の日でもあったのだ…!」

FILE#34「キャプテンスカーレット」(画:園田 光慶)



小学六年生/1967.12月号〜1968.3月号  ※情報協力:rutlandさん&資料協力:udara&kudaraさん(感謝!)

●あらすじ:
第1話「消えた大統領」/21世紀突入以降、大きくクローズアップされた宇宙人の存在に対し地球防衛隊=スペクトラムが組織された。そのメンバーであるキャプテン・スカーレットは、火星人ミステロンによって一度は命を奪われるが不死身の能力を与えられ手先としてあやつられてしまう。火星派遣の首謀者である某国の大統領を拉致したスカーレットをスペクトラムのメンバーが奪還。意識が戻ったスカーレットは、その能力を武器にミステロンとの戦いを決意するのであった。
(1967.12月号)
第2話「スパイをさがせ」/世界各国の首脳陣が集う会議にミステロンの魔手がのびようとしていた。地球人の姿に身をかえて潜入しているスパイをあばくためスカーレットとブラウンは会場であるホテルを訪れる。政首脳会議開催当日、基地からの報告によりスパイがホテルの女性秘書・水垣と判明。正体を見破られた彼女は首相を人質に会場を脱出したが、スカーレット決死の体当たり作戦で救出に成功した。(1968.1月号)
第3話「海底都市SOS」/南太平洋にある海底都市に暮らす住民達が相次いで殺される事件が起きた。ミステロンの仕業と考えたスペクトラムはスカーレットとブルーを派遣。その最終目的が都市の要・酸素電磁波ステーションの破壊にあると睨む。警備にあたるスカーレット&ブルーの前に姿を現したミステロン達。スカーレットが自らの復元能力を逆手にとった作戦で、企みは見事阻止された。(1968.2月号)
第4話「磁石衛星を討て」/高空に浮かぶスペクトラムの基地が、ミステランの新兵器・磁石衛星によって引き寄せられていた。衛星破壊の指令を受け、飛行船で挑むスカーレット。衛星に乗せられた怪生物ダコラースには光線銃も効かない!身につけていた爆弾を使い、怪生物もろとも衛星爆破に成功したスカーレットは基地へと引きかえっていった。(1968.3月号)

●BONはこう読む!:


●単行本:未刊行

●その他:
※クレジットは原案:梶原一騎
※TV番組「キャプテンスカーレット」のコミカライズ。
※第1話のみ絵物語で以降は漫画形式。
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